アモルファス変圧器・菜種油入変圧器

アモルファス変圧器

アモルファス合金
従来のケイ素銅板

アモルファス変圧器とは

変圧器は、受電している限り常に待機電力が発生しています。 これは無負荷損と呼ばれる電気エネルギーの損失になります。
変圧器の鉄心に使用される鋼板を、従来のケイ素鋼板からアモルファス合金にする事で、待機電力の削減が可能となり、トップランナー2014の基準を大幅に超える省エネ性能を発揮いたします。
CO2削減に寄与する製品として近年採用が進んでいます。

アモルファスとは

アモルファスとは、原子や分子が規則性を持たない状態で密集している非結晶の状態を指します。
非結晶のためヒステリシス損が少なく、また抵抗率の高さから渦電流損も少なくなります。

アモルファスコアの材料販売もいたします。
弊社は皆様の省エネ対策及びSDGsの達成に貢献して参ります。

菜種油入変圧器

菜種油入変圧器
変圧器の絶縁油に菜種油を採用した地球に優しい変圧器です。
SKenergy

AKCOMEグループ(愛康グループ)は、太陽光発電パネル及び太陽光架台パネルの製造メーカーです。
2006年に設立して以来、一貫して研究開発費への投資と品質水準に専念し業界最大手に成長しました。

SKenergy

菜種油のCO2排出量は鉱油の1/6

処理時のCO2を菜の花が吸収し、カーボンニュートラルを実現
  • 1.高い引火点

    鉱物系絶縁油と比較し、引火点が高く安全性に優れます。Supervolt ECOはIEC 61100の難燃性グレード、K2を達成しています。
    特性 Supervolt ECO 鉱物系絶縁油
    引火点(COC) 338℃ 140℃
    難燃性グレード (IEC 61100) K2 -

  • 2.土壌汚染防止

    菜種油は植物由来の絶縁油であるため、生分解性に優れます。万が一、油が漏出した際においても微生物によって分解される事により、土壌環境や生物への影響を小さく抑える事が可能です。
    特性 Supervolt ECO 鉱物系絶縁油
    生分解性試験 92.10% OECD 301C
    魚毒性試験 死亡率ゼロ OECD 203

  • 3.絶縁耐力の維持

    絶縁破壊電圧は、絶縁油の特性の中で最も大切なものの一つです。
    菜種油は水分を吸収する特性があり、湿気が混入した際にも高い絶縁耐力を維持いたします。これは変圧器の長寿命化と事故防止に寄与します。

    絶縁破壊電圧・水分含有量

  • 4.高い抗酸化性

    変圧器内部の絶縁油は、時間の経過とともに少しずつ酸化します。この酸化によって水分、酸、スラッジが発生し、変圧器の安全性を低下させます。
    Supervolt ECOはその高い抗酸化性によって変圧器の長寿命化に貢献し、ライフサイクルを改善させます。

    特性 Supervolt ECO B社 C社
    粘度(40℃), mm2/s 35.66 70.38 34.11 142.03 33.37 364.28
    粘度上昇率 197%↑ 416%↑ 792%↑
    酸価, mgKOH/g 0.05 1.16 0.03 2.24 0.04 3.15
    酸化状態
    (150℃, 3週間)
    スラッジ - - -

  • 5.高い化学安定性

    Supervolt ECOは、化学的にとても安定した絶縁油です。
    変圧器に使用される様々な部材との相性が良く、部材の劣化を防ぐことが出来ます。

    使用可能な材料リスト
    Oリング、シーリング材、接続部材
    • ビトン (FKM)
    • ニトリルゴム ( ニトリル30%以上) (NBR)
    • シリコン (VMQ)
    • フルオロシリコン (FVMQ)
    • ポリウレタン (AU)
    • テフロン
    • ナイロン
    • ニトリルコークゴム
    タンクコーキング、絶縁ワニス
    • アクリル
    • エポキシ
    • ポリウレタン
    • アルキド
    フィルム類
    • セルローストリアスレート
    • マイラー
    その他
    • クラフト紙
    • コットンテープ

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